神社仏閣

観音正寺|西国三十三所の第三十二番札所にあたる"人魚伝説の寺"に行ってきました!

観音正寺は今から約1400年前、日本で唯一、聖徳太子が人魚のために開基したお寺です。

西国三十三所の第三十二番札所、近江三十三ヶ所観音霊場の第十九番札所にあたります。

本堂までの道のりは、表参道や裏参道がありますが、今回は裏参道から登ってみました。
標高433mの繖山(きぬがさざん)から見渡す安土の絶景は、最高です!!

アクセス・駐車場・拝観時間

住所滋賀県近江八幡市安土町石寺2番地
電話番号0748-46-2549
拝観時間8:00〜17:00
料金拝観料金:大人 1,000円、中・高 800円
駐車料金:普通車・軽自動車 600円、二輪車(原付含む)300円
定休日
駐車場あり
ホームページhttp://kannonshoji.or.jp/

料金所から観音正寺までの道のり

裏参道から本堂までの道のりには、駐車場が2ヵ所あります。

林道からの道のりを楽しみたいという方は、本堂までかなり距離はありますが、こちらの駐車場がおすすめです。

大きな岩石が目印です。

約8台ほどの駐車が可能です。

こちらの駐車場と本堂に近い駐車場のどちらを利用する場合でも、料金所で駐車料金の支払いが必要です。
普通車は600円です☆

それでは、林道から歩いて出発します!

お手洗いは境内まで一ヶ所もないので、気を付けましょう☆

「琵琶湖固定公園特別地域」に指定されています。

ゲートのすぐそばには、可愛らしいお地蔵さんが。

シダ植物でしょうか☆
群生していて美しいです。

森林を保全する「県民参加の里山づくり事業」も行われています。

ササユリの摘み取りは禁止されています!

毎年開花しているんですね。
美しいササユリを大切にしましょう☆

しばらく歩いていると、湧き水が☆
この辺りから空気が澄み切る感じがします。

足元を見ながら歩いていると、クワガタムシにも出会えました☆

林道を歩くのは体力が必要ですが、たくさんの自然を感じながらさまざまな植物や生き物に出会えるので、いい経験になりました☆

道幅がかなり狭いので、お車で林道を走行される方は気を付けて下さいね。

そして、さらに林道を進んで行くと、本堂の気配を感じられそうな駐車場に到着です。

「繖山(観音正寺)案内板」です。

観音正寺の入口に到着です。

2022年には、聖徳太子が崩御されて1400年目を迎える大切な節目の記念事業として、"観音堂"や"閼伽井堂"の「令和の大整備」が進められています。

それでは、入口から本堂まで、残りの参道を上ります!

入口から可愛らしいお地蔵さんや石仏に出会えたり、三十三個の格言を見ることができます。

少し歩いてくと、道が二手に分かれていました。

分かれ道のすぐそばには、「東近江トレイルルート」や各目的地への簡易なルート看板がありました。

また、"古井戸あり"と注意書きがされた「目加田屋敷跡」の看板も。
この下を下っていくのでしょうか。

いろいろな想像を膨らませながら、参道を進みます。

なんという草花でしょうか。
とても可愛らしいです。

多くの石仏があります。

「佐々木城跡」などにも行くことがきます。

巨石群がご神体となっている「奥の院」。

「ねずみ岩」といわれる巨岩。

観音正寺に参拝する

そして、ついに長い道のりを歩き終え、境内に到着です!

左を見ると、そこには安土の絶景が、、、!!!

なんと、美しいことでしょう☆
"天空の寺院"というのを身に染みて感じることができます。

絶景を堪能したあとは、本堂へ向かいます。

ようやく、ここにお手洗いがあります。

お手洗いの向かいには、名所や旧跡以外の隠れた名所が紹介された「ぶらり きぬがさめぐり」の大きな看板があります。
また、自動販売機もあるので水分補給も可能です☆

仁王門ではなく、仁王銅像が出迎えてくれます。

受付です。

この日は、"秘仏 千手観世音菩薩"の貴重な御開帳が行われていました。

入山料は、大人500円、中学生・高校生300円です。
秘仏も拝見したかったので、大人1,000円でした。

少し進んで景色を眺めると、遠方に「近江富士」がうっすらと見えました。

茶所と内観です。

書院です。

手水舎です。

札堂です。

護摩堂です。

護摩堂などの向かい側には、茅葺屋根のお地蔵さん。

大日如来座像です。

釈迦如来座像です。

ご神木。

本堂が近づいてきました。

本堂近くから見える景色です。

本堂に到着です。

"人魚の伝説"などについての看板があります。

本堂右手には、たくさんの岩石が並んでいます。

橋の向こう側には、縁結地蔵尊。

岩石のなかには、仏様がいらっしゃいます。

岩石の奥には、水かけ観音様。

そして、本堂側面から本堂のなかへ入ります。

本堂外陣です。

そして、内陣のご本尊の膝にこちらの散華で御身拭いをしながら、秘仏を参拝することができました。

また、人魚のミイラは過去の焼失で実物が無かったので、写真で拝見しました。

そして、受付で御朱印をかいて頂きました。

林道から本堂までかなりの距離を歩いたので、お腹はぺこぺこ。
受付にでっちようかんが販売されていたので、購入してみました。

なんと、ようかんを入れて下さっている袋は、一枚一枚手書きの文字やイラストが!
とても温かみが感じられます。

安土の絶景を見ながら頂くようかんは、しっとりもっちり優しい甘さで、とても美味しかったです☆

本堂裏手には、木々に覆われていますが、「お茶子稲荷神社」という神社の鳥居がありました。

まとめ

今回は、裏参道からの参拝でかなり時間はかかりましたが、ゆるやかな坂道を上り続けながらだったので、さまざまな場所に視線を送ることもでき、とても良い経験となりました。
次回は、表参道からの石段からも上ってみたいです♪

是非一度、"天空の寺院"にふさわしい安土の絶景と共に、"人魚伝説の寺"に行かれてみてはいかがでしょうか☆

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