滋賀県・近江八幡の名物といえば、真っ赤な見た目が目を引く「赤こんにゃく」。
なかでも、地元で長年親しまれているのが元祖「乃利松食品 吉井商店」の赤こんにゃくです。
今回は、そんな滋賀のご当地食材「赤こん」を求めて、乃利松本店に行ってきました!
アクセス・駐車場・営業時間
住所 | 滋賀県近江八幡市為心町上21 |
電話番号 | 0748-32-2475 |
営業時間 | 8:00~19:00 |
定休日 | 日曜日、年始は1/6より営業 |
駐車場 | あり |
ホームページ | http://www.norimatu.com/ |
食べログ | https://tabelog.com/shiga/A2503/A250301/25004732/dtlrvwlst/ |
赤こんにゃくとは

乃利松の赤こんにゃくは、近江八幡の郷土食として古くから親しまれてきました。
そのルーツは約400年前、豊臣秀吉公の養子・秀次公が八幡城を築き、城下町を整備した時代にさかのぼります。
また、赤こんにゃくは毎年3月に日牟礼八幡宮で開催される奇祭「左義長祭」にも由来しています。織田信長公が赤い長襦袢で踊り狂ったという逸話をもとに、赤紙を飾った山車が町を練り歩くこの火祭りの「赤」にちなみ、こんにゃくも赤く染められるようになりました。
赤色は鉄分を含む三二酸化鉄で着色されており、「鉄骨こんにゃく」とも呼ばれています。ノンカロリーで栄養価もあり、健康志向の方にもおすすめの食材です。
明治創業の老舗「乃利松食品 吉井商店」


赤こんにゃくの専門店として知られるのが「乃利松食品 吉井商店」。
明治24年(1891年)創業の老舗で、130年以上にわたって赤こんにゃくを作り続けています。
駐車場は斜め向かいにあります。


店内です。

奥は製造所でしょうか。


地元では古くから親しまれている八幡名物赤こんにゃくや、赤突きこんにゃく、赤糸こんにゃく、味付赤こんにゃくなどが並んでいます。


ショーケースのなかには、赤こんにゃく以外にもテイクアウトできるさつまあげ(ごぼう天・平天)や季節のやさい天も置かれています。
赤こんにゃくを購入・調理

板状の角こんにゃく(195円)。


煮付けやおでんなどの煮物にはもちろん、田楽やおさしみにもおすすめです。
今回は、花かつお・唐辛子・醤油などを使った赤こんにゃく煮を作ってみました!
味が赤こんにゃくにしっかりと染み込んでいて、美味しかったです♪

味付赤こんにゃく(380円)。

赤こんにゃくをしょうゆベースとかつお風味でじっくり煮込まれているので、そのまま食べられます。
味はクセがなくてぷりぷり食感。ご飯にもお酒にも合う、昔ながらの優しい味わいでした♪
まとめ
乃利松の赤こんにゃくは、滋賀・近江八幡の歴史や文化に深く根ざした郷土食です。
奇祭「左義長祭」や、織田信長公・豊臣秀次公ゆかりの歴史的背景とも深い関係があり、見た目のインパクトだけでなく、美味しさ・健康・地域性を兼ね備えた逸品です!
観光で近江八幡を訪れるなら、ぜひ赤こんを手に取って、その味わいを楽しんでみてください!
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