琵琶湖は、400万年の長い歴史をもつ古代湖とよばれる湖の一つで、日本最大の湖です。
滋賀県立博物館は、"湖と人間"をテーマに両者のよりよい未来について、みんなで考えていくための博物館です。また、びわ湖の生い立ち、人々の歴史、自然と私たちの暮らしの展示をはじめ、湖に住む生き物などを見ることができる水族展示も併せ持つ、総合博物館です。
見るだけでなく、琵琶湖の生き物や暮らしについて五感を使いながら体験できる多彩な展示も魅力的です。
びわ湖の過去・現在・未来についてのさまざま学びをたくさん得て、自然や生物への恩恵を忘れずにそれらの生態系を守る心がけをしていきましょう!
アクセス・駐車場・開館時間
住所 | 滋賀県東近江市八日市東本町3番5号 |
電話番号 | 0748-23-0081 |
営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 毎週月曜日(休日の場合は開館)、その他臨時休館あり |
駐車場 | あり |
ホームページ | https://www.biwahaku.jp/ |
じゃらんnet | https://www.jalan.net/kankou/spt_25206cc3290032726/ |
外観
駐車場です。
かなり広いので、安心して駐車することができます。
琵琶湖も一望できます。
それでは、南口から博物館へ向かいます。
博物館への入口は南口のほかにも、中央口、東口、西口、北口とあります。
まるので森のなかを散策しているようです。
少し歩いていくと、屋外空間のような場所にベンチもあるので、暑い日や雨の日でもゆっくり休憩できます。
玄関です。
WELCOME to LAKE BIWA MUSEUM!
それでは、行ってきます。
内観
受付です。
入館料は、常設展示の場合は一般(800円)、高校生・大学生(450円)、小学生・中学生(無料)です。
チケットはWEBからも購入できます。
1年に何度か行かれるご予定なら、常設展示で1年間有効の「年間観覧券『倶楽部LBM』」に入会するのがお得です。
一般(1,600円)、高校生・大学生(900円)で、購入すると1名分の「ご招待」チケットがついてきます。これは受付で観覧券として交換でき、1名につき無料で博物館に入館することができます。
館内は吹き抜けになっているので、明るく開放的です。
1階には、ミュージアムレストランの「レストラン にほのうみ」があります。
湖魚・地元野菜・近江米・近江牛など、滋賀の食材を使った料理を食べることができます。
天上は、湖の波のようなデザイン。
休憩スペースも、ところどころに充実しています。
2階にはカフェテラスもあります。
1階から2階まで全面ガラス張りで、琵琶湖を眺めることができます。
屋外には屋上広場もあるので、飲食物を持ち込んでの休憩もできます。
A展示室
湖の400万年前と私たち ~変わり続ける琵琶湖~
化石資料などの地学標本で、昔の琵琶湖がリアルに再現されています。
地形模型と地層のはぎ取りで、琵琶湖の地層の生い立ちを再現。
約180万年前の水辺の様子が再現された、ゾウのいる森。
400 万年前の琵琶湖周辺にいたゾウに近い種とされる、高さ4mのツダンスキーゾウ。
ゾウなどの足跡化石。
タッチパネルで化石の発掘調査体験などもできます。
B展示室
湖の2万年と私たち 〜自然と暮らしの歴史〜
龍は雨をもたらす水神といわていることから、湖や川など多様な水域をもつ滋賀県では、各地に龍がまつられています。
その龍が、近江の自然と人のかかわりの歴史をナビゲートしてくれます。
雨をもたらす水神の龍は、1300本のペットボトルから製作されています。
縄文時代の森の暮らしなどの再現。
木器や漁撈用具のコレクション。
近江の伝統行事「宮座」について。
湖上水運の主役を務めた丸子船。
C展示室
湖のいまと私たち 〜暮らしとつながる自然〜
私たちの生活・琵琶湖・生き物のつながりを、"琵琶湖"、"ヨシ原"、"田んぼ"、"川と森"の景観のなかから読み解いていく展示がされています。
足元には滋賀県の地図が広がっています。
琵琶湖の湖辺に広がる、ヨシ原のヨシトンネンルを体感できます。
人とヨシとの付き合いについて。
森や川のジオラマを通して、動物や植物、人間との関係性を表現。
琵琶湖に流れる水や砂の動きを、ビー玉を転がして考えます。
私たちの暮らしも、時代の流れと共に変化してきました。
時代に合わせて生活用品を展示。
時代の流れを感じます。
昭和30年の暮らしを再現した農家。
さまざまな生活の道具。
主屋の内部。
懐かしさを感じます。
展示室中央では、学芸員がどのように資料を集め、どのように研究をしているのかを知ることができます。
生き物コレクションでは、多数の実物標本を展示。
水族展示室
湖のいまと私たち 〜水の生き物と暮らし〜
国内最大級の淡水生物の水族展示では、琵琶湖の生き物や人との関わりが紹介されています。
まるので湖のなかに入ったかのような、水中トンネル。
琵琶湖や滋賀県の河川にすんでいる在来の魚のほぼ全種類、100種類以上を含む魚たちが展示されています。
琵琶湖の主、ビワコオオナマズ。
外部とつながっているかのような魚の展示。
河川上流(渓流)の生き物も、身近に感じることができます。
野鳥でしょうか。
日本の淡水魚や絶滅危惧種も年々減少しています。
自分に何ができるのか、たくさん考えましょう。
保護増殖センターでは、絶滅危惧種や国指定天然記念物に指定されている種の保存や研究が行われています。
日本で最も珍しい魚、タンゴスジシマドジョウ。
他にも不思議な魚がたくさん。
ロシアのバイカル湖も古代湖の一つ。
バイカル湖にすむ、特徴的な体型をもつバイカルアザラシにも会えます。
D展示室 ディスカバリールーム
子どもと大人が一緒に楽しみ、体験や発見することができる場です。
時間入替制なので、当日ご利用の方は予約が必要です。
ディスカバリーボックスは、琵琶湖の暮らしにかかわる生き物などについて、学習を通し体験することができます。
ザリガニになって、エサをつかみます。
これは以外と難しそうです。
身近な生き物も、じっくり観察できます。
他にも、さまざまな体験を楽しむことができます。
E展示室 おとなのディスカバリー
昆虫や鳥類をはじめとした動物や植物、鉱物などの多種多様な標本を手にとって観察することができる、大人も楽しめるリアルな知的空間です。
博物館の研究や資料整理の作業を見ることができます。
動物や植物、岩石などの実物標本がたくさん。
実物標本は手にとることができ、顕微鏡などでじっくり観察することができます。
民族・考古・古文書についても学べます。
化石などを見ながらスケッチもでき、"わたしのスケッチ"として自由に飾ることもできます。
交流コーナーなどもあります。
他にもさまざまな展示がされています
滋賀県が保有する学習船「うみのこ」。
滋賀県の小学5年生全員がうみのこに乗船し、さまざまな面から滋賀のことを学びます。
乗船しているかのような体験も。
こういった貴重な乗船体験で、自然環境に興味を持ってくれるといいですね。
休憩スペースもあります。
ミュージアムショップ おいでや
お楽しみのミュージアムショップでは、展示室と関連するものを中心に、琵琶湖を学べる商品も数多く販売されています。
アニマルTシャツ。
3Dのペーパーパズルなど。
琵琶湖博物館の出版物など。
作家さんによる、琵琶湖の魚や鳥などをモチーフにしたお箸置き。
大麦ストローなど、環境に配慮した商品も。
いろいろな雑貨たち。
なんだか大人もわくわくしてしまう、ぬいぐるみのおみくじは1回1,200円ではずれなし!
思わず家に連れて帰ってしまいました♪
他にも、オリジナル商品や魅力的で可愛いお土産がたくさんありました。
屋外展示と外観
身近に自然を観察でき、屋内の展示と屋外の自然をつなぐ展示がされています。
琵琶湖も眺めることができ、気持ちが良いです。
ベンチもあります。
博物館も美しい佇まいです。
縦冠トレイルでは、広大な琵琶湖の風景や、森の植物や運が良ければ動物たちを目の前で観察することができます。
展望デッキからは、山地や琵琶湖大橋なども眺めることができます。
180℃の景色。
デッキの先端は、船のようなデザインに。
再現された少し昔の家で、自然と関わる暮らしを体験できる「生活自然工房」。
屋外展示には、他にも自然観察ができる「太古の森」や「弥生の森」が再現された自然空間もあります。
博物館の外観です。
屋外展示を楽しんだあと、駐車場へ向かうときの景色も美しいです。
まとめ
1日どころか何度も通いたくなる滋賀県琵琶湖博物館。
滋賀県のこと、びわ湖のことをたくさん学んで感じて、自然・生き物・人などを大切にできる人になりましょう!